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このページでは、 利用者のロール(役割)ごとに、どのような学習パスを設計すべきか を具体例とともに解説します。
同じ LMS であっても、 受講者の立場や期待される役割によって、 必要な学習内容・深さ・順序は大きく異なります。
なぜロール別パスが重要なのか
すべてのユーザーに同じ学習パスを提供すると、
- 一部の人には内容が浅すぎる
- 一部の人には難しすぎる
といった問題が起こります。
ロール別にパスを設計することで、 必要な人に、必要な学習だけを届ける ことが可能になります。
ロール①:受講者(一般社員)向けパス
受講者向けパスの目的は、 業務で最低限必要な知識と行動を身につけてもらうことです。
構成例:
受講者向けパス ├ LMS の基本的な使い方 ├ 業務に関係する基礎知識 ├ 注意点・禁止事項 └ 理解度確認クイズ
特徴:
- 専門用語を最小限にする
- 短時間で完結する
- 必須と任意を明確に分ける
ロール②:人事(HR)向けパス
人事向けパスでは、 運用・管理の視点が重要になります。
構成例:
HR 向けパス ├ LMS 全体構造の理解 ├ ユーザー・部署管理 ├ 進捗・レポートの見方 └ よくある運用上の注意点
特徴:
- 操作だけでなく「考え方」を含める
- トラブル対応の視点を入れる
- 他部門との連携を意識する
ロール③:経営層・マネージャー向けパス
経営層向けパスの目的は、 詳細を理解することではありません。
構成例:
経営層向けパス ├ LMS 導入の目的と全体像 ├ 学習状況の見方 ├ AI / DX 活用の現在地 └ 意思決定に必要なポイント
特徴:
- 短時間で全体像が把握できる
- 専門操作は含めない
- 数値や指標に焦点を当てる
ロール④:カリキュラム管理者向けパス
カリキュラム管理者向けパスは、 学習設計そのものを担う人向けです。
構成例:
カリキュラム管理者向けパス ├ 学習構造の全体像 ├ コース・レッスン設計 ├ クイズ・テスト設計 ├ パス設計と改善 └ 実践的な設計事例
特徴:
- 思想と実務の両方を含める
- 正解を押し付けない
- 改善・運用を前提にする
ロール⑤:RAG 管理者・AI 担当者向けパス
RAG 管理者向けパスは、 高度な活用を担う専門ロール向けです。
構成例:
RAG 管理者向けパス ├ RAG / AI の基本概念 ├ 社内データの整理と管理 ├ エージェントの使い分け ├ セキュリティと権限制御 └ 活用事例と改善方法
特徴:
- 技術背景をある程度前提とする
- 試行錯誤を前提にする
- 運用ルールとの関係を重視する
ロール別パス設計の共通ポイント
- ゴールを最初に明示する
- 不要な内容を含めない
- 途中でやめても再開しやすい
ロールが異なっても、 学習導線の考え方は共通です。
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次のヘルプでは、 より高度な自動化や改善の考え方を紹介します。