業務言語化レポート
株式会社まるみ食品 様(架空・従業員数 100名・10部門)
- 調査方法(全従業員インタビュー → 部門統合)
- 部門別サマリ(全10部門)
- ― 全社統合レイヤー(納品7点)―
- エグゼクティブサマリ
- 業務フロー図(スイムレーン)
- 業務一覧・棚卸し表
- 業務記述書(抜粋)
- 属人化・ボトルネックマップ
- 業務特性マップ
- AI化リスク指摘書
調査方法
なぜ従業員数連動の料金なのか。
業務は、現場の一人ひとりの中にしか存在しない知識で動いています。そのため本サービスでは、 全従業員(本例では100名)へ個別のインタビューシートを配布・回収し、1名ずつ内容を読み解いた上で、 部門単位(本例では10部門)のサマリへ統合し、最終的に全社像へ束ねます。 一律のテンプレートではなく、人数分の読み解き作業が発生するため、料金は 従業員1名あたり¥50,000(税別)・全社一括 としています。
| STEP 1 | 全従業員へインタビューシートを配布(100名) |
|---|---|
| STEP 2 | 1名ずつ回答を読み解き、業務・判断・属人性を抽出 |
| STEP 3 | 部門単位でサマリへ統合(10部門) |
| STEP 4 | 全社の7成果物へ統合・整合性チェック |
部門別サマリ(全10部門)
本サンプルでは2部門を詳細掲載。実納品では全10部門を同じ粒度で作成します。
| 部門 | 人数 | サンプル |
|---|---|---|
| 営業部 | 12 | 詳細を見る → |
| 生産管理部 | 8 | 実納品で作成 |
| 製造部 | 28 | 詳細を見る → |
| 品質保証部 | 9 | 実納品で作成 |
| 調達部 | 7 | 実納品で作成 |
| 物流部 | 11 | 実納品で作成 |
| 経理部 | 6 | 実納品で作成 |
| 人事総務部 | 8 | 実納品で作成 |
| 情報システム部 | 5 | 実納品で作成 |
| 経営企画部 | 6 | 実納品で作成 |
| 合計 | 100 | 10部門 |
― 以下、全社統合レイヤー(納品7点)―
1. エグゼクティブサマリ
経営層が5分で全体像を把握するための1枚要約。
まるみ食品の業務は、受注から出荷・請求・管理までを10部門・100名が分担しています。 全社で78業務を棚卸しした結果、23業務が特定の担当者に依存(属人化)しており、 特に「受注内容の生産計画への落とし込み」「出荷前の最終検品判断」「製造の段取り替え判断」が 全社のボトルネックとなっています。 定型かつ高頻度の業務は31件あり、記録・転記作業に月間で約480時間が費やされています。 一方、品質判断や顧客個別対応など、安易な自動化が事業リスクに直結する業務も12件確認されました。
| 対象範囲 | 全社・10部門・100名・78業務 |
|---|---|
| 属人化している業務 | 23業務(うち重大リスク 7業務) |
| 主要ボトルネック | 生産計画への落とし込み/最終検品判断/段取り替え判断 |
| 記録・転記作業の概算 | 約480時間/月 |
2. 業務フロー図(スイムレーン)
部門をまたぐ業務の流れ。受注〜請求の主系統を表示。
※ 実納品では例外フロー・差し戻し・部門間の引き継ぎ条件も記載します。
3. 業務一覧・棚卸し表(抜粋)
全42業務のうち代表5件を抜粋。
| 業務名 | 部門 | 頻度 | 所要 | 担当 | 使用ツール |
|---|---|---|---|---|---|
| 受注受付・入力 | 営業 | 日次 | 1.5h/日 | 営業事務2名 | メール/販売管理 |
| 生産計画への落とし込み | 生産管理 | 日次 | 2h/日 | 主任1名 | Excel(属人) |
| 工程記録の転記 | 製造 | 日次 | 1h/日 | 各班長 | 紙→Excel |
| 最終検品判断 | 品質保証 | ロット毎 | 0.5h/件 | QA課長1名 | 目視・経験則 |
| 請求書発行・売上計上 | 経理 | 月次 | 8h/月 | 経理1名 | 会計ソフト |
4. 業務記述書(抜粋:生産計画への落とし込み)
暗黙知を手順として明文化。1業務分の抜粋。
| 目的 | 受注情報を、製造可能な日次生産計画に変換する。 |
|---|---|
| 入力 | 確定受注一覧、在庫数、製造ライン稼働予定、資材リードタイム |
| 手順 |
1. 確定受注を納期順に並べる 2. 在庫で充当できる分を引き当てる 3. 不足分をライン空き状況に割り付ける 4. 資材リードタイムを逆算し手配要否を判断 5. 計画表を製造・資材へ共有 |
| 判断の勘所 | 納期超過が見込まれる場合、営業と優先順位を調整(明文化されていない経験則。今回ヒアリングで言語化) |
| 属人性 | 高 主任1名のみが実施可能 |
5. 属人化・ボトルネックマップ
「この担当者が不在だと止まる」業務の特定。
| 業務 | 依存度 | 代替可能性 | 影響 |
|---|---|---|---|
| 生産計画への落とし込み | 高 | なし(手順未文書化) | 全製造が停止 |
| 最終検品判断 | 高 | なし(経験則依存) | 出荷停止・品質事故リスク |
| 受注受付・入力 | 中 | 一部(2名で分担) | 受注処理の遅延 |
| 請求書発行 | 低 | あり(手順明確) | 軽微 |
6. 業務特性マップ
業務の性質を整理(処方ではなく、観察としての分類)。
| 高頻度 | 低頻度 | |
|---|---|---|
| 定型(手順が明確) | 受注入力/工程記録の転記/請求発行 | 月次棚卸し/定期レポート作成 |
| 非定型(判断を含む) | 生産計画への落とし込み | 最終検品判断/顧客個別クレーム対応 |
※ 本マップは業務の性質を記述するもので、AI化の可否や順序を指示するものではありません。
7. AI化リスク指摘書
そのままAI化すると失敗しやすい業務と、その理由。
| 業務 | リスク | 理由 |
|---|---|---|
| 最終検品判断 | 重大 | 判断基準が経験則で未言語化。学習データ化の前提が崩れており、誤判定が品質事故に直結する。 |
| 生産計画への落とし込み | 重大 | 例外時の優先順位調整が属人。ルール化せずに自動化すると納期遅延が多発する。 |
| 顧客個別クレーム対応 | 中 | 定型化されていない交渉判断を含む。一次対応の自動化に留めるべき。 |
| 工程記録の転記 | 低 | 定型・高頻度で前提が明確。比較的安全に効率化できる領域。 |