人事(HR)とは
人事(HR) は、組織全体の学習運用を担うロールです。 受講者の招待・管理、部署・グループの設定、学習進捗の把握、 レポートによる定期的な状況共有まで、組織の学習を回す実務すべてを担当します。
アプレンディでは人事ロールを 2 段階に分けています。
- HR(リード): 招待・編集・削除まで全て実行できる、フルアクセス権限
- HR ビューワー: 社員情報やレポートの閲覧のみ可能な読み取り専用権限
機微な操作(社員の削除、ロール変更など)は HR リードのみ実行できます。
管理画面の構成
1. ダッシュボード(/hr)
組織全体の学習状況を一目で把握する画面です。
- 総社員数、アクティブ社員数、学習完了者数の KPI
- 月次レッスン完了数の推移(6ヶ月分)
- 要注意社員(進捗停滞)のクイックリスト
2. 社員一覧(/hr/employees)
組織の全メンバーを管理する中核画面です。
- ページング、キーワード検索、部署・ステータスでのフィルタ
- CSV 一括招待(複数人を一度に登録)
- 招待メールの再送、パスワードリセット案内
- 社員ごとの学習進捗・完了レッスン・テスト平均点の確認
3. 社員詳細 / 編集(/hr/employees/{userId}/edit)
個別社員のプロフィール、役職、部署、言語設定、権限、時給を編集できます。
- 学習パフォーマンスカード(割当パス、直近の完了、直近のテスト)
- 組織内の権限フラグ(HR / HR ビューワー / 経営陣 / カリキュラム管理者 / 受講者 / 組織管理者)
- 時給の設定:経営陣の投資対効果(ROI)計算で使用されます。 空欄の場合は組織の平均時給が自動適用されます。
4. 部署管理(/hr/departments)
組織の部署・グループ構成を管理します。
- 部署の新規作成、編集、削除
- メンバーピッカーでの一括アサイン
- 部署別の学習進捗とパス割当
5. 学習進捗(/hr/progress)
社員個人の学習状況を詳細に追う画面です。 「この社員は今どこで止まっているか」を特定できます。
6. レポート出力(/hr/reports)
組織の学習状況をレポートとして出力できます。
- 3 種類のレポート: 全社(社員単位の進捗一覧)、部署別(部署単位の平均)、テストスコア履歴
- 3 つの形式:CSV、Excel、PDF
- 月次自動配信のスケジュール設定:毎月指定の日に、 指定のメールアドレスへレポートを自動送信します(HR リードのみ設定可能)
7. 監査ログ(/hr/audit)
社員情報の変更履歴を記録する画面です。 「いつ、誰が、誰の情報を、どう変更したか」が追えます。 コンプライアンス上の説明責任や、トラブル発生時の原因追跡に使用します。
日々の運用サイクル
-
朝:ダッシュボードで全体状況を確認
KPI の変化と、要注意社員リストを確認。 -
随時:新規社員の招待
1 名ずつは社員一覧から、大量の場合は CSV 一括招待を使います。 -
週次:部署別の進捗を確認
停滞している部署があれば、該当部署のマネージャーとカリキュラム管理者へ共有。 -
月次:レポートの自動配信が届く
経営層や関係部署へ、定期的に状況を共有。 -
社員のライフサイクル管理
入社、部署異動、退職時にアプレンディ側の情報を更新。
他ロールとの連携
カリキュラム管理者との連携
「難しすぎて挫折者が多いコース」「使われていないコース」などを発見したら、 カリキュラム管理者へフィードバックします。 人事が見つける「現場の声」が、カリキュラム改善のもっとも重要な入力です。
経営陣との連携
経営陣は月次レポートを見て意思決定します。 そのため HR が時給を正しく設定することで、 経営ダッシュボードの投資対効果(ROI)が正確になります。
時給は社員ごとに個別設定できますが、空欄なら組織の平均時給が使われます。 平均時給は組織設定でコンサルタントが登録します。
コンサルタントとの連携
担当コンサルタントは、複数の組織を横断して学習状況を見ています。 HR が見落としがちな「他組織のベストプラクティス」を、 コンサルタントが提案してくれる場合があります。
困ったときに見るべきページ
- 新入社員をまとめて招待したい → 社員一覧の CSV 一括招待機能を使用。
- 招待メールが届かない社員がいる → 社員詳細で「招待再送」を実行。 それでも届かない場合はメールアドレスの確認を。
- 特定の社員の進捗が分からない → 社員詳細の学習パフォーマンスカードを確認。
- 月次レポートが送られてこない → レポート出力ページでスケジュール設定と配信先を確認。
- 誰が社員情報を変更したか知りたい → 監査ログで時系列に確認。
関連ガイド
- ヘルプセンター目次 — 全ロールのガイド一覧
- 運用フェーズでの改善サイクルの回し方 — HR 運用の継続改善に
- よくある失敗事例と改善例 — LMS 運用の落とし穴と対処